【イオンモール長久手店1Fのながくて眼科】土日・祝日も診療の眼科。白内障・緑内障の治療、コンタクト処方
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 ソフトコンタクト(SCL)のケアの方法は数年前に比べて簡単になりました。その反面、取扱いが雑になりがちになり、眼病を引き起こすケースが多くなってきました。
SCLのケア用品は(1)煮沸消毒A過酸化水素消毒Bマルチパーパスソリューションの三つの種類に分けられます。

(1) 煮沸消毒                                                     
 昔からある消毒方法で3つの消毒の中で最も消毒効果が高い消毒です。しかし、コンタクトレンズに対して熱を長時間使用するため、レンズの変形や劣化が起こりやすくなっています。そのため、交換型SCLの中には煮沸消毒不可のものもあります。

(2) 過酸化水素消毒
 煮沸消毒の次に消毒効果が高く、レンズの変形や劣化が少ないという特徴があります。
しかし、過酸化水素を使用するため中和を行う必要があり、消毒にかかる時間が長い短所もあります。中和を忘れてしまう、すすぎ液・消毒液を間違えるなどの誤使用などを注意しないといけません。新素材のシリコーンハイドロゲルレンズに最適な消毒液と言えます。

(3) MPS(マルチパーパスソリューション)
 過酸化水素消毒と同じで熱をかけないなめ、変形や劣化が少ないという特徴があります。MPSは1本で洗浄・すすぎ・消毒・保存を行える特徴もあります。消毒液を間違える誤使用も少なくなります。簡単に扱えるということで多くの方が使用しています。しかし、消毒効果が他の二つに比べて弱くなっており、こすり洗いをしないでケースにコンタクトを入れてしまう誤使用をする装用者も多く見受けられます。MPSの成分がメーカーによって違うため、合う合わないという個人差がでることもあります。

 こすり洗いが面倒な方、もっと簡単にケアがしたい方はMPSよりも過酸化水素消毒の方が有効だと思います。中和を忘れる、消毒液を間違えるなどの誤使用がなければ過酸化水素消毒が有効な消毒方法だと思います。


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